佐野学特別シンポジウムに参加
昨日、佐野日本大学短期大学が企画している地域づくり事業である「佐野学」特別シンポジウムに参加してきました。
大学の地域貢献活動に、まず敬意を表します。
「佐野学」は平成29年度から始められた企画で、公開講座を企画し市民の参加を募るものです。
今回は特別講座として開催されました。
テーマは、現在佐野市をはじめ全国の市で取り組まれている「公共施設の在り方」を取り上げての、問題提起型の講座でした。
講師の日大広田直行教授は、全国各地の公共施設の調査や実際の公共施設適正配置の計画づくりなどに関わってきた専門家です。
私は公共施設建設ラッシュの時に、地方自治体で施設整備計画の旗を振ってきた当事者ですから、先生の指摘を冷や汗の出る思いで聞いていました。
当時のことを振り返りますと、市民の要望は当然あり、事業推進に対して国の支援は大きいものでした。
国、県、市町村とアクセルを踏む人ばかりでした。
今でも思い出すのは、私の上司が「造るのは簡単だ。その後、何十年と維持管理することになる。それを忘れるな」という言葉を、当時は聞き流していました。
もう4,50年も前のことです。
先生も難題であることを指摘します。
個人もそうですが、何でも欲しがらない生活スタイルへ変える。 地域社会も同様にと思いますが。いかがでしょうか。