手打ちそば「憩い館」と石造板碑型庚申塔

ヤフーブログが廃止になるとの案内にびっくり。
 他のブログと比較して、利用者が少なかったのでしょう。
 私は12年ほど利用してきて、書いた記事も本1冊分になるでしょうか。
 さてどうしましょう。ブログではなく、フェイスブックなどに変更する方が良いのかも知れませんね。
 先週の土曜日に、佐野市文化財となっている「石造板碑型庚申塔」の建つ須花坂公園と手打ちそば「憩い館」を訪ねてきました。
 場所は、閑馬の隣地区の「下彦間」。
 県道66号が、下彦間で足利市街地に入る足利飛駒線に分かれます。
 足利飛駒線に入って、すぐにの山裾に須花坂公園はあります。
 ところが、この看板が反対側に立っていて、何度か、反対側の山裾を探してしまいました。特に、憩い館の建物は、道路から見え難いので、入り口側に看板が必要ですね。
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須花坂公園はいくつもの要素が組み合わされた自然公園です。
①彦間浅間遊歩道 憩い館を拠点に、近くの浅間山を巡る遊歩道が整備され、四季の自然を満喫しながら、庚申塔等の文化遺跡探訪もできます。
②そば処 手打ちそば 憩い館
 下彦間の住民の皆さんが主体のお店。ただ、営業日は土・日・祝日に限られての開店です。
 
 石造板碑型庚申塔は、彦間浅間遊歩道の中央登り口脇にあります。
 掲示板から。
佐野市指定有形民俗文化財 石造板碑型庚申塔
 高さ108㎝ 横幅 45㎝ 厚さ 20㎝と立派な物。
 寛文5年(1665)4月建立とこの地域の最も古いものです。
 この庚申塔に刻されている主尊が「虚空蔵菩薩」と記されています。
 庚申の主尊は「青面金剛」ですから「虚空蔵菩薩」は、珍しいのではないでしょうか。下部に雌雄の鶏と三猿。
 貴重な文化遺産です。
 
 それでは、手打ちそばの賞味です。
 田舎そば風ですが、細切りの麺です。美味しく頂戴しました。
 店舗脇にそば打ち用の棟が店舗棟脇にあります。ちょうど、作業中に出会いました。2人の年配の婦人が、切りの最中です。
 こま板使わず、菜切り包丁で軽快に切っていきます。
 私も少しそば打ちをやっていますが、そば用の高級包丁とこま板を使っていますが、とても細く切れません。
 お見事です。
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佐野学特別シンポジウムに参加

 昨日、佐野日本大学短期大学が企画している地域づくり事業である「佐野学」特別シンポジウムに参加してきました。 
 大学の地域貢献活動に、まず敬意を表します。
 「佐野学」は平成29年度から始められた企画で、公開講座を企画し市民の参加を募るものです。
 今回は特別講座として開催されました。
 テーマは、現在佐野市をはじめ全国の市で取り組まれている「公共施設の在り方」を取り上げての、問題提起型の講座でした。
 講師の日大広田直行教授は、全国各地公共施設の調査や実際の公共施設適正配置の計画づくりなどに関わってきた専門家です。
 私は公共施設建設ラッシュの時に、地方自治体で施設整備計画の旗を振ってきた当事者ですから、先生の指摘を冷や汗の出る思いで聞いていました。
 当時のことを振り返りますと、市民の要望は当然あり、事業推進に対して国の支援は大きいものでした。
 国、県、市町村とアクセルを踏む人ばかりでした。
 今でも思い出すのは、私の上司が「造るのは簡単だ。その後、何十年と維持管理することになる。それを忘れるな」という言葉を、当時は聞き流していました。
 もう4,50年も前のことです。
 先生も難題であることを指摘します。
 個人もそうですが、何でも欲しがらない生活スタイルへ変える。 地域社会も同様にと思いますが。いかがでしょうか。
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閑馬の庚申山

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 作業に追われて、閑馬の地域探訪が進みませんでした。
 この地に来た1年5か月前から、登ってみた小山がありました。
 その小山は「千体庚申山」です。
 石造物など調査研究されている方々には、結構有名な山なのです。
 県道66号線沿いの閑馬地内、JA佐野愛村支店の駐車場に車を置かせていただき、庚申山を目指して歩き始めました。
 閑馬駐在所前を通り、西に進みます。山裾に入る道が分かりにくいですね。
 空き家のような家の脇から、細い野良道に入ります。曲がりくねったあぜ道を進み、山の入り口に立ちました。
 石柱には千体庚申山とあります。 
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 石柱の後方に大型の庚申塔天保十亥(1839)年三月吉祥日」。ちょうど180年前に建てられたものです。
 標高は171m。確かに小さい山ですが、山頂までほぼ真っすぐ登る参道です。 
 小石の上に落ち葉が積もり、登りにくく、杖を置いてきてしまったことが悔やまれました。参道の両脇の小木につかまりながら、登ります。
 参道両脇の庚申塔は小さいものが多く、小さな長円型の自然石に「庚申」の文字が刻まれています。建てたというより、そこに置いたのでしょう。
 所要時間15分ほどでしたが、久し振りの山登り(ちょっと大袈裟ですが)に息が上がりました。
 頂上は木々に囲まれた平坦地になっています。庚申塔青面金剛の石碑が多数並んでいます。
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 田沼町史の「民間信仰石造物」の章の「庚申塔」項に記されている塔数に驚きます。3,479塔です。その中でも庚申山が最も多く1,244塔です。
 庚申信仰は全国にありますが、これほど多くの庚申塔が建てられた背景を知りたいと思いながら、下山しました。

食パン専門店

最近、テレビやラジオで食パンを取り上げています。
先日ラジオでパン好きのコメンテイターの話に、妙に惹かれました。
「炭火で食パンを焼くと、最高に美味しい」と。
 我が家の火鉢で焼いてみたくなりました。
佐野市街地に一本堂という専門店を見つけ、立ち寄ってみました。
小さな店内に、確かに食パンだけが並んでいます。
店員さんとの会話。
「食パン専門店は、初めてですよ。最近テレビなどで取り上げていますね」
「のがみさん(乃が美)がすごいですよね。専門店が増えてますよ」
「先日ラジオで、パンの研究家が食パンの美味しい食べ方の中に、炭火で焼いて食べるのが最高に美味しいと話していました」
「そうですか?」(炭火で焼いたことがない感じ)
「だから、炭火焼きをやりたいので、寄ったんです」
「焼きたてパンは、そのまま食べて美味しんですよ。プレーンの試食をしてください」
「うまい!」
「そうでしょう。国産小麦のものは、さらにしっとりとしているんですよ」
「違いが出るのですか?」
「ええ。はっきりと違いが出ますよ」
 楽しい買い物でした。
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雨水の日

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二十四節気の雨水の今日、雨が降り出してきました。随分待っていました。
山の水を庭の池に引いてあるので、心配していました。
今は、お湿り程度で終わりそうな降り。なんとか夜まで降って欲しい。
「鯉の水輪重なり合へる雨水かな 三関浩舟」